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守備方法における戦術のひとつ。
ゾーンプレスは1988年にアリゴ・サッキ監督が
ACミランで完成させた戦術である。
1990年代に日本代表を率いた加茂周監督が
ゾーンプレスを採用したことから日本に浸透し
広く知られるようになった。
ゾーンプレスと言う用語はゾーンディフェンス
およびプレスディフェンスを合わせた
和製英語であり 日本だけで使われている言葉である。
元横浜フリューゲルスコーチベルデニックが
日本に持ち込んだと言われています。
近年ではプレッシングサッカーやハイプレスとも
呼ばれている。
守備において、マークすべき相手(攻撃)選手に対して
守備の区域を決め味方同士でマークの受け渡しを行う
ゾーンディフェンスの考えを基本としつつ、
積極的にプレッシャーをかけに行くプレスディフェンスを
効果的かつ、効率的に掛け合わせ、さらに最終ラインを
押し上げることで、オフサイドトラップを織り交ぜた
守備が行える。
こうすることにより前線との間隔を狭くしたコンパクトな
陣形ができ、これを保つことで、なるべく高い位置で
ボールを奪えると、攻撃人数が多く、攻撃の手数が
少なくてすみショートカウンターが仕掛けられる
攻撃に転じるまでの切り替えを素早く行う必要がある。
よって、有利な状況を作り出せ、ぶ厚い攻撃ができ、
シュートチャンスも増え得点シーンも生まれることも。
一方、ゾーンプレスにも弱点があり、前から積極的に
ボールを奪いに行くため、自陣に多くのスペースを
与えてしまうことになる。
このため相手選手がフリーな状態を作ってしまう。
最大の弱点とも言えるのが押し上げた最終ラインの
裏に大きなスペースができてしまうことで、
そこをつかれるとピンチを招く。
また、ワンタッチではたかれてしまうと、マークが
おいつかず、守備が後手になり崩されることもあるので
個々の選手間の連携、守備意識の共有といった要素が
必要とされる。
走る距離、ダッシュの回数が非常に多く、運動量が
要求されるのでスタミナの配分も考慮したい。
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