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ゾーンプレスの生みの親でもあるACミランの監督であった
アリゴ・サッキや就任した先々でタイトルを獲得することから
「優勝請負人」の異名を持つファビオ・カペッロの戦術に
影響を受けた、マルチェロ・リッピがバランスを
重視した3-5-2でユベントスを率い、
完成させたのが3-3-2-2である。
相手を圧倒する両翼を駆使した攻撃型のチーム作りに没頭した
リッピだが、その模倣が現有戦力では完全に至らないことを悟り、
徐々にその中にカペッロ的な要素を組み込んでいった。
ディフェンスラインを高く設定し、ボランチを軸とした中盤で
三角形を形成するようにコンパクトを保ちながら、
プレッシングをかけ続けることで圧倒的な制圧力を見せた。
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ツートップでの中央突破やウイングバックの上下運動で
サイド攻撃など多彩な攻撃が仕掛けられる。
ウィングバックは戦術のキーポイントとなるポジションであり、
基本的に両サイドの1人づつしかいないために、単独での
サイド攻略を担う。
縦へのドリブル突破からのセンタリングや
サイドチェンジのパスなどが主な仕事である。
ディフェンシブハーフの運動量が激しく高密度の中盤は、
ボール奪取後の状態が相手からのプレッシングも受けやすく、
パス精度、ドリブル能力、ボールキープ力、創造性、
敏捷性などに優れた高い技術が必要とされる。
センターフォワードがディフェンスラインの裏へ抜け出たときの
ラストパスや両ウイングバックのサイド突破を活かすための
ワイドな展開などの役割を担う。
センターフォワードは長身で制空権がとれるフィジカルの
強いポストマンタイプが理想的。
セカンドトップはアタッカーを最大限に活かすために
センターフォワードのサポートを常に意識する。
また、ゴールへの意識も高く持ち得点も狙う。
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基本的にはリトリートで守備を行い、ディフェンシブハーフが
3人いることで強固で安定感のある守備ブロックが形成できる。
相手のセンターアタックに対してバイタルエリアでも数的有利な
状況を作り出すことができる。
スリーバックの性質上、どうしても両サイドに大きなスペースが
できやすくサイドアタックに対して脆さを見せることもあるが、
これを極力回避するに、ディフェンシブハーフ3人が
スライドすることにより対応できる。
ディフェンスラインはスイーパーを組み込んだときは
マンツーマンディフェンスで、相手のツートップに対応し、
マークのズレやギャップが生じてしまったときには
カバーリングを徹底することでゴール前やバイタルエリア、
サイドのスペースはしっかりとケアでき、
簡単には崩されない。
スイーパーにはディフェンス能力に特化した選手を配置するとで、
さらなる守備の安定化が計れる。
フラットスリーの場合はゾーンディフェンスを敷いており、
局面によってオフサイドトラップを併用し相手の攻撃を
防ぐのだが、失敗するとディフェンスラインの裏に
膨大なスペースを与えてしまう諸刃の剣となってしまう。
オフサイドトラップは、ディフェンスラインでの連係が
非常に重要であるため、コミュニケーションが必要である。
これらをどう織り交ぜて守備を行うかはセンターバック3人の
戦術理解度によって決まってくる。
ディフェンシブハーフは多岐にわたり非常に仕事量が多く、
サイド後方とディフェンスライン前方にできてしまうスペースの
カバーリング、ロングボール・クリアボールなどの
ルーズボールを中盤でしっかりと収め攻撃の起点となる。
また、身体的な接触を要する相手選手へのプレッシングに
至っては、中盤だけでなく時にディフェンスラインに参加し、
常にインターセプト・パスカット狙っている。
ボールを奪ったら攻守の素早い切り替えでカウンター攻撃に
転じやすく、セカンドトップが下がり気味にポジションを
とっていたらポゼッションプレーも適用できるため、
攻撃の選択肢が広がる。
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3−3−2−2 |
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