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●スリーバック(フラットスリー)
ディフェンダーがゴールラインと平行な直線上に
並び、3人のセンターバックで構成しスイーパーや
リベロは置かない。
スリーバックのフラット型なので、
通称「フラット・スリー」と呼ばれる。
基本的にはライン・ディフェンスを採用し、
全体の布陣をコンパクトに保ってラインの上下で、
相手にスペースと時間を与えない。
ディフェンスラインの人数が少なく横一列に
並んでいるのでラインコントロールが非常に行いやすいが、
ゾーン・ディフェンスが主流の現在、3人では個々の
ゾーンが広くなってしまうためスペースを埋めることが
難しく、ゾーンへ飛び込んでくる相手選手への対応や
誰かが抜かれたときのカバーリングが困難である。
このため1人のディフェンダーが相手選手に
プレッシャーをかけに行った場合は、
残るディフェンダーはカバーリングをするため
フラットを崩してポジションを修正する。
また、状況に応じてオフサイドトラップを
かけることもあるが、以前と比べるとオフサイドの
ルールが攻撃側に有利に変更されたため、
リスキーなオフサイドトラップを意図して多用する
チームは少ない。
日本ではフィリップ・トルシエが率いた日本代表が
採用していたフラット・スリーが有名である。
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