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1974年ワールドカップ西ドイツ大会でオランダ代表を指揮した
サッカー界を代表する稀代の名将、リヌス・ミケルス監督が
史上最高峰のプレーヤーの一人、ヨハン・クライフを要し、
俗に「トータルフットボール」と称された組織戦術で、
選手がポジションチェンジを繰り返し全員攻撃、全員守備の
意識を持ち、当時のサッカー界において画期的かつ、衝撃的な
戦術として観客を魅了した。
ヨハン・クライフは現役引退後、監督として
トータルフットボールを受け継ぎ、
エル・ドリーム・チームと呼ばれたバルセロナで
魅力的なサッカーを展開した。
1990年以降リーガ・エスパニョーラを4連覇し、
UEFAチャンピオンズカップも制した。
その後もサッカー界屈指の戦術家である
ルイス・ファン・ハール監督がトータルフットボールを
源流に選手個々の能力よりも
システムを重視したスタイルでアヤックスを率いて、
94-95シーズン、UEFAチャンピオンズリーグを制覇、
国内リーグ戦無敗という記録的な強さで優勝を飾った。
4-3-3を基盤とし、極端に攻撃を重視した戦術になっており、
アヤックス/バルセロナ式3-4-3として知られている。
ピッチ上に、多くのトライアングルを構成することができる。
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ポジショニングを維持することで、トライアルを崩さず
パスコースを作ることができるので、選手が大きく動き回る
必要がなくなり、比較的簡単にパスを回すことができる。
攻撃に人数を割く事で攻撃的であることだけでなく、
自チームの攻撃時間を増やし、相手に攻められる時間を
減らそうという意図がある。
ディフェンシブハーフはディフェンスラインから
ボールの引出しや正確なロングパスで攻撃の起点となり
攻撃をコントロールする役割を担っており、パス能力、
展開力が求められる。
また、センターバックにも同じ役割が求められており、
全体の流れを読む力、こぼれ球に対する競り合い能力、
さらに的確なパスも必要となる。
サイドハーフはパスコースを作り、中盤でのパス回しを
容易にし前線への繋ぎ役や
ウィングのサイド突破のサポートするためにウイングが
ボールキープしてる間にサイドハーフが攻め上がりサイドでの
数的優位を作り出し攻略する。
また、クロスが上がった時は、流れてきたボールを
ファーサイドで処理することで、セカンドチャンスが生まれる。
オフェンシブハーフは前線全体のサポートを常に意識し、
アタッカーを最大限に活かすためのゲームメイクを行う。
パスコースを作るポジショニングでボール回しに加わりつつ、
センターフォワードがディフェンスラインの裏へ抜け出たときの
ラストパスや両ウイングのサイド突破を活かすためのワイドな
展開など攻撃のタクトを振る司令塔の役割を担う。
また、バイタルエリアへのこぼれ球をミドルシュートや
前線のスペースへの積極的な飛び出しでゴールを狙う。
ウイングは基本的にサイド突破からのクロスを配給する
役割を担う。
センターフォワードがサイドに流れることが少なくなり
逆サイドのウィングも中央に絞ることで、中央の人数を
減らさずにすむので、クロスに対して最低2人の
フィニッシャーを確保できる。
これに加えてオフェンシブハーフやサイドハーフが
参加すればサイド突破を最も効果的に行える。
また、サイドハーフとの連携で数的優位を作り出すことや
サイドハーフを囮にしての相手マークをサイドに
引出したところで、手薄な中央に放り込むことも。
逆サイドからのクロスが流れてきたときは、
ファーポストで受け攻撃の組み立て直しができる。
個の能力次第で単独突破も可能。
センターフォワードにはゴールを狙うことはもちろんのこと、
楔やポストプレイなどの役割も担い、ボールキープで
タメを造ったり、縦に入るロングボールに対してヘディングで
落としたりとパスを供給することでチャンスを作り出す。
また、ニアもしくはフォアに動くことで相手マーク引き連れて
ゴール前でのスペース作りをしたり、一列落ちて
ボールを受け左右に散らすことで自身はもちろん、
得点を狙う味方にも、より効果的な攻撃ができる。
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選手間の距離が近いので、ボールを失った直後の守備への
切り替えが容易である。
ボールを奪われた瞬間に近くにいる選手がすぐにプレッシングへ
いけるので、ハマると、すぐに相手からボールを奪い返し、
ショートカウンターへと繋がる。
ただ、選手同士が近づきすぎたり、遠くなりすぎたりなど、
適切な距離感がとれないと守備はうまくいかず、前線と中盤の
守備網を突破され非常に危険な局面を招いてしまう。
こうなると攻撃に多くの人数を割いている分、
最後はディフェンスラインの3人での守備対応になるので
失点するリスクも高い。
チーム全体での戦術理解度を高く持たなければ機能しない。
スリーバックの性質上、どうしても両サイドに大きなスペースが
できやすくサイドアタックに対して脆さを見せる。
サイドハーフとセンターバックの連携で流動的なサイドの
ケアが必須です。
センターバックの両サイドにはサイドバックもこなせる
センターバック、もしくはセンターバックもこなせる
サイドバックを配置。
ディフェンスラインは基本的にはマンツーマンディフェンスで、
相手のツートップに対応するが、局面によっては
ゾーンディフェンスを併用して、守備を行う。
また、オフサイドトラップを仕掛けることもあるが、
失敗するとディフェンスラインの裏に膨大なスペースを
与えてしまう諸刃の剣となってしまう。
オフサイドトラップは、ディフェンスラインでの連係が
非常に重要であるため、コミュニケーションが必要である。
これらをどう織り交ぜて守備を行うかはセンターバック3人の
戦術理解度によって決まってくる。
両サイドハーフの2人はしっかりとディフェンスラインまで戻り
攻守を兼業するキーマンで、高い技術と豊富な運動量が必要。
相手サイドプレーヤーへのプレッシング、ボール奪取、
パスコースの限定、クロスのこぼれ球への処理、
サイドのスペースを消す、ディフェンスラインでの
カバーリングなど仕事量が非常に多く、どの仕事を優先するかで
局面は変化する。
また、チーム全体のバランサーの役割を担い、ポジショニングが
引き気味なれば守備的に前がかりになれば攻撃的なる。
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